今年の世界選手権は本当に久しぶりに日本人が金メダルを取ったということで盛り上がりましたね。ただ、シングルスにおいてはまだ中国の独壇場。アジア選手権では平野が優勝し、世界選手権でも銅メダルをとりましたが、メタを貼ってしまった中国勢から再度勝つことは容易なことではないでしょう。

さて、みなさんは2003.2004年のことを覚えていますか?そう、男子シングルスでオリンピック、世界選手権共に中国人以外が優勝した近年では非常に稀有(というより40mmにルール変更してからは唯一)な年です。個人世界選手権とオリンピックが同一の年ならもっと分かりやすかったのですが、そこはしょうがないですね。
先日母校に行った時、岸川やシュラガーなど往年の名選手を例えに出してもその選手が分からないといったことがありました。シュラガーが世界選手権を優勝したのは今から14年前なので今の高校生はまだ幼稚園にも行ってない時なので当然なのでしょう。
だからこそ、少なくともこの年は知って欲しい。少なくとも現行ルールに比較的最も近い40mm時代、中国一強時代の直前の「輝き」ともいうべき卓球を知って欲しい、または再度見ていただきたいということで今回参考動画をあげさせてもらいます。解説はいらないでしょう。みればその卓球が伝わるはずです。

アテネ五輪決勝 柳対王

2003年世界選手権決勝 シュラガー対朱

40mmボール最初で、現状最後の雄姿です。女子に至ってはこの雄姿すら見れていません。平野選手には本当に期待です。