世界選手権も終わり、その熱も大分治ってきた頃でしょうか。私は世界選手権に見入り過ぎたせいで、今週は仕事が手付かずになりがちで非常に大変でした。そのため久々の投稿となります。


さて、わたしは自己紹介の段階でペン表であり、なおかつ反転式を使っていると話しました。これはアニメ「ピンポン」で主人公のペコが再起したあとに使用していたことが由来です。
最近では松下選手のように攻撃型でも反転式を用いる選手が増えてきているように思えます。中国式と違ってグリップがある分握りやすいのでしょう。
しかし、裏裏の反転式だといまいちその反転ができるメリットを使いこなすことができないかと思います。

反転先の真価を発揮するのはやはりフォアとバックで大きく異なるラバーを貼ることにあると思います。今までは、粒高+裏ソフトのローターが主流でしたね。
しかし、攻撃型用の反転式も増えてきて、反転式=守備型の構図は無くなってきているのかもしれません。その結果がアニメで用いられたペン表+反転式なのかもしれません。


本来原作ピンポンではペコは裏面打法を仕込んでリニューアルしてきました。それは当時の時代背景として劉国梁くらいしか裏面打法を行なっていなかった(トップ層において)のも一因しているのかと思います。しかし、現在は裏面打法自体はかなり浸透しており、アニメ内でリニューアルの象徴とするには弱いと考えたのでしょう。その結果が上記です。


現在、ペン表+反転式の選手はいません。強いて言えばリオ五輪時中国内強化会での、丁寧の対戦相手の男子選手がこの戦型でしたね。
https://youtu.be/5X1wl4QEzFI
この組み合わせは
① サーブが裏ソフトで行えるのでキレる
② 表の弱点である下がった場合を裏ソフトに反転することで解消する
の2点がメリットとなります。現に私も似たようなことを行いますが、その選択の反面非常に多種にわたる戦術を形成することができます。


全国のペン表のみなさん、特に裏面打法も行う方はこれを機に反転式でクルクルしてみてはいかがでしょうか。