お仕事前に前記事の続きを書いていきたいと思います。
 前記事ではロングサーブの中で一番レシーブの選択肢が少ないものは上ナックルサーブと上回転サーブの2種類であるということを話しました。そのうち個人的には上ナックルのロングサーブの方を推奨することまで話しましたね。今回はその続きということでロングサーブのコースとその他もろもろを書いていこうと思います。
 また、この戦術は咄嗟の場面ではトップ選手含め全選手に有効なのですが、多用する時は、相手のレベルを見て行わないといけません。経験的には、県上位から全国下位ぐらいまでの選手には組み合わせ次第で通用することがわかっています。

 
 このブログを熟読されている方がいらっしゃればわかるかと思うのですが、私は前記事でこの上ナックルロングサーブをバックに送る展開の話を少ししています。「卓球における対照実験」中の次の一文です。

 私は全ての試合において1本目:バックにナックルロング、2本目:フォア前にナックルショートサーブを出します。ナックルサーブの理由は最も自分の調子に左右されないサービスだからです。
 これによって私は何を知るか。相手の初動によって私の基礎となるロングサーブ展開「バンザイ」の効き具合か分かります。初手のロングサーブに対するレシーブは相手のバックロングに対する基本的な返球を示唆しており、これを基にその試合の戦術を決めていきます。この戦術論についてはまた後日。


 ナックルとだけ書いてあるのはこの記事で上ナックルの話をする気がなかったからですね笑「バンザイ」というのは、私が多用するバックロングを中心としたロングサーブ展開の自称(大学では公称)です。
 それは置いておいて、この記事で最初はバックロングを必ず出すと述べています。上ナックルをバックロングに送った時のレシーブの選択肢は次のように分岐するはずです。(ミドルは3球目以降の展開上フォアと位置付けています)

①フォアでのレシーブ→ドライブ →フォアor バック
              →ミート打ち →フォア or バック

②バックでのレシーブ→ドライブ →フォアor バック
              →ミート打ち →フォア or バック

 このコース、FB含めてこの8通りしかありません。そのうち試合の初手で行える安定感のある選択肢はどれでしょうか?バックのドライブかミート打ちがバック側にくることだと思います。つまり、上ナックルのバックロングは相手にクロスに上回転系の返球の可能性を高めてくれるということになります。試合においては、この基本返球の期待値、確率を考えるのがロングサーブの肝となります。3球目展開とすれば、クロス待ちで最初から回り込む、自分もバックで返球してバックバックの展開から入る、の主に2手があります。私はペン表だったので、前者の選択が圧倒的に多かったです。
 初手でバックロングを出すというのはこの期待値のベースを調べるために行っています。初手のロングでバックストレートに返球する方でしたら(ドライブなどでかけ返してきたら特に)、ロング戦術はあまり効かないかなと思ってよいです。バックでクロス返球ならそこそこ。フォアで返球するそぶりを見せたらしめたものです。

 今回の記事はあまりにも主観が入ってしまうため、あまり記事としてはいいものではないです。なかなか戦術のすべてを文章に起こすとなると、膨大な量になってしまい、また言語化しづらい部分もありますね。今後も少しずつバンザイについての考察記事を書いていき、みなさんに理解していただけたらと思います。とりあえずバンザイ戦術を端的に表すと、バックロングを基本とし、相手の選択肢を狭めた状態でのじゃんけんとでもいいますか。とりあえず、

①ロングサーブの基本は上ナックル

②ロングサーブの基本はバックにサーブ

 
 この二つだけ覚えていただき、皆さんの戦術の中に組み込まれれば「バンザイここに極まれり」と感じられます。
 お気づきの方もいるかと思いますが、このバンザイ戦術は相手にレシーブエースをとられる可能性もそこそこ高いです。なんせ相手に打ってもらうことを前提に戦術を組み立てているので。そのため、ブロックが苦手であったり、打たれることでメンタルが崩れる方にはお勧めはできないものです。