【5/2 修正記事】ニュートラルの位置でドライブを打つのではなく、ニュートラル時の関節の力のかかり具合を保ったままフォアドライブを打てる位置がつま先先です。説明不足です。

昨日の練習のおかげでちゃんと筋肉痛です。体がふらんふらんって感じですね。
 さて、今回はドライブを打つための3種の神器 abstract ドライブを打つための3種の神器 旧式と新式 の続きです。今回はずっと放置していた①の考察を行いたいと思います。

 ①とは、なんだったか。ボールをギリギリまで引き付けるでしたね。ボールを引き付けて打てとはいろんな指導者がよく言うセリフだと思いますし、私自身もよく聞いていました。ただ、具体的にどこまでひきつければよいのか。そこまで教えてくれる指導者は意外なほど少ないと思います。まずはここの定義をしていこうと思います。

 私が提唱するひきつける位置は「右足、特につま先の先」です。ここがフォアドライブを打つための最も快適な場所だと考えています。ここより前でも後ろでもつま先先(とりあえずこの記事ではこう命名します)と比較すると安定感が損なわれる可能性が高いです。

 その理由は主に2つあります。1つめは、その位置にラケットがある状態が、もっとも全関節(特に肩甲骨周りを含めた肩関節)が自然な状態にあるからです。
 卓球を行うに当たって、全員がやっているであろうことに腰を落とし、(膝を曲げる)少し前傾姿勢になる動作があります。この状態で、自分の腕を力を抜いてだらんと落としてみてください。手はどこの位置にありますか?おそらく多くの方が膝の上もしくは少し内側にあると思います。この状態で、ラケットを握った時のニュートラルの姿勢を作ってみてください。そのままフォアを打つ体勢になってください。膝上にあった手(ラケットの位置と近似できる)が、右のつま先先にかなり近いところに存在しませんか? 
 
 この状態というのは、肘関節も無理な屈曲・進展(曲げたり・伸ばしたりする動き)もせず、肩も過度に入りすぎたり、回っていたりもせず、肩甲骨も閉じていない(背骨側によっていない)し、開いてもない(外側に動いていない)状態です。つまり、ニュートラルの姿勢にするための力、関節運動以外のものが一切入っていない状態ということになります。この瞬間に近い状態打った方が、余計な力、関節運動が加わっている状態の時に打つよりも余計な力みがなく、また、前記事の二つの要素も考えられる余裕も生まれるようになります。力みというのは、無駄な力と同義であり、無駄な力は過度な前方向の押し込みを生む結果も容易に想像できます。ここでの関節の力加減は、肩甲骨が閉じてる感覚が出ない程度までは許容範囲となります。
 つま先先付近に来ない方。ラケットの位置に対して右足は内側にありますか?外側にありますか?内側にある方は、基本姿勢があまり足を広げない方ということになります。この場合、上体が高いために、ボールを下からとらえることが困難になります。外側にある方は、フォアドライブを打つのにあたっては問題はないかもしれませんが、逆に足を広げすぎている可能性があります。この場合、基本姿勢の段階で、膝関節、股関節を過度につかっているために咄嗟の動きに対応しづらくなる傾向があります。基本姿勢時につま先先付近にラケットを置くということは、基本姿勢がよりオールマイティにボールに対応できるようになることにもつながります

 もう1つの理由としては、スイングを円(楕円)運動と考えたときにつま先先付近が最もスイングスピードが速いところにあるということです。
 ドライブのスイングはほとんどの方がラケットが体の横、もしくは後ろ側にテイクバックをして、前方向に円(楕円)を描くようにしてスイング、そしてスイングの円の終着点(スイングの終わり)は体の正中(大振りの方は気持ち左半身までいってるかも)ぐらいなはずです。
 この前提をもとに下に久々に図を描いてみました。(図での説明が必須だと思ったので投稿が遅れていました)

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 絵のクオリティはさておいて、この絵でも説明するには十分です。点線がスイングの動きです。赤い範囲が、スイングの最大スピードの範囲です。これより前はスイングを速くするための加速期間でであり、赤い範囲より後は、スイングを止めるための減速期間です。
 遅いスイングより速いスイングで打球した方がよいのはもちろんのことです。球に威力も出ますし、なにより自分からくわえるベクトルが強くなるために相手の回転やベクトルの影響も遅いスイングより受けづらくなります。
 2枚目は理論上はつま先先よりも遥か前が最高スピードになるであろう打ち方の一例です。確かに、体のかなり前側で最高スピードに持っていくことも十分可能なのですが、このスイングには欠陥がありすぎます。インパクト時が前述でいう肩甲骨がかなり開いている状態ですし、減速期間が左半身にいってしまうことで振り遅れ、つまり連打が不可能な打ち方となっています。先ほど左半身が終着点でも・・・とは述べましたが、実際行ってみると、そんなことは幻想にすぎないことがわかります。
 
 上記で挙げた2つの理由を総括すると、つま先先がもっともドライブを打つのに適した快適な場所であるということがわかるかと思います。予想した通り、今回は少し長くなってしまいました。長くなると読みづらくなってしまうのはどうしようもないことなのですが、できるだけ読んでいただけると幸いです。