(まだほとんど見ている人はいないのだが)みなさんも卓球を始めたころ、あるいは今でも、球突きを行ったことはあるでしょう。私も卓球をやり始めたころは自分の部屋でコンコンと突きまくって、親にうるさいと怒られた記憶があります。
 ただ、球突きは初心者しかやる意味がないと思っている方がいるかもしれません。答えは半分No。確かに全国レベルの上級者には必要ないかもしれないですが、県大会レベルの選手までならまだ球突きはいい練習、しかも台を使わないポータブルな練習になり得る可能性を秘めています。今日はそんなお話。

 といっても画期的な、誰も行ったことがない球突きを紹介するつもりではありません。そんな球突きあればむしろ教えてもらいたいです。
 球突きのオーソドックスはものは、①普通にポンポンと上に弾く ②回転をかけて上に飛ばす ③高く上げた球を弾まないようにキャッチする の3種類でしょうか。今回はこの3種類に加えて、④ラケットにボールを乗せた状態で上に飛ばす の4種類の球突き練習を提唱します。
 この4種類は卓球における主要な感覚、つまり「弾く」、「かける」、「もつ」を網羅することができます。図に書くと下のような感じ。

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 まさかの手書きです。だってパソコンのペイント苦手だもの。
 
 少し極端かもしれませんが、こんな感じで説明できると思います。これを文章化すると、
・①は、ボールにラケットの進行方向と同方向のベクトルを与える行為。今回なら球突きなので上ベクトル。実際の卓球だと前方向のベクトル。
・②は、ボールに、ボールの進行方向に対して垂直な向きのベクトルを与えること。これにより回転がかかる。これが「かける」感覚に近似できる。
・③は、落下しているボールのベクトルとラケットの移動ベクトルを等しくすることでノーバウンドキャッチができる。
・④は、①と同様にボールに上方向のベクトルを与えているが、できる限り長時間ボールとラケットの進行ベクトルを等しくしてやる
・③と④は共にボールとラケットのベクトルが等しい、つまり、ボールとラケットとの接地時間が長くなり、これが「もつ」に近似できる。
・①と④の違いはラケットとボールの設置時間の差。つまり、同方向にベクトルを与えてやる行為の中でも、その接地時間が短ければ「弾く」感覚に近似でき、長ければ「もつ」感覚に近似できる。
 
 接地時間を長くするという行為を別に言葉に置き換えると、「ラケットからボールを見たときに、可能な限りボールの速度を0にする」ともいえます。
 また、この練習を行う上で守ってほしいルールがあります。それは、ボールはより大きく飛ばし、ラケットはより小さく動かすことです。このルールを守ることでより質の高い球突き練習になると思います。このルールを守ろうとすると、必然的にボールがラケットにあたる瞬間ぎりぎりまでひきつけることになります。これがものすごく重要。ひきつける重要性の話はまた後日。

 もちろん②と③を組み合わせた球突きも非常に有効です。回転をかけて高く飛ばした球をノーバウンドキャッチする・・・これができれば、もはやいうことないでしょう。
 おそらく大半の方が軽視しているであろう球突き。しかし、大半の方が球突きによってワンランク上の感覚を身につける可能性を持っています。今このブログを見ているあなた、ラケットとボールを持ってlet's 球突き!