長期間に渡って考察を続けてきた肩甲骨打法について。いよいよ終了間近です。今回は、私が論じた肩甲骨打法論においてのlimitationについて述べていきたいと思います。
   
   そもそもlimitationとはなにか?といいますと、論文などで自身の研究、考察で分からなかった点、不十分な点を述べるということです。文字通り研究・考察の限界点というわけです。
   では、今回の肩甲骨打法論についてのlmitationとして個人的には

①肩甲胸郭関節を肩甲上腕関節の動作に付随するといった関節運動主体でのみ論を進めたこと(筋主体の可能性を考察なしに排除したこと)
②肩関節全体の動作を検討した(今回の考察に準ずるような)論文数が少なく、定義としてはまだ仮説の段階を脱していないこと
③確証となるためのnが少ないこと(実際の検討数が少ないこと)

が考えられるかと思います。

   ①はpart2でも述べている通りです。関節運動主体で肩甲骨打法を述べた時、肩甲上腕関節が肩関節の主関節であり、肩甲胸郭関節がどちらかというと補助的な役割に過ぎないと論じました。しかし、肩甲胸郭関節周囲筋による筋主体の肩甲骨打法については私自身は論じておらず、これを完全に除外する根拠も持ち合わせておりません。肩関節の主要関節が肩甲上腕関節である以上、肩甲上腕関節を動かすための筋肉は重要と感じており、肩甲胸郭関節を筋主体で動かすことの意義は低いと感じていますが、これに関しては皆さんのご意見も聞かせていただきたいと思います。
   ①による肩甲骨打法論を進められた時に、肩甲される事案として上ベクトルを用いた相対的3hit理論を展開することができ、肩甲骨打法の定義をさらに広げることが可能になると考えています。
 
   ②、③についてはなんちゃってブロガーの限界ですね。理論をこねても実証するための経験数がどうしても少なくなってしまいます。もっと指導などができる機会が増えるといいのですが。。。

   自身の考察のlimitationを述べることで、この論がどれほど客観的視点で考察されながら検討されたかの指標の一つになります。どういう風に受け取るかは読み手次第となります。