私のほうではあえて積極的には言及してこなかった関節運動にもとづく考察。これのメインは完全にバルサミコ氏ですね。バルサミコが色々と私へ論じ、それを私が吟味しつつ2人で理路整然とした考察に発展するという学生時代からの、定食屋や牛丼屋、ラーメン屋などで6年間行われてきた懐かしい生活の一端をブログ内でも感じるこの頃です。
   私も紛うことなき、バルサミコ氏と同様の卓球解剖学論者の一人です。解剖学、大学時代でいうところの解剖1・解剖2という分野ですが、この分野に関してはバルサミコ氏を育てたのは私といっても過言ではないでしょう笑。そんな私ですが、今回は少し捻くれた考察をします。

   関節運動に基づく打法論についてまず覚えておくべきこととして、関節運動も二次的な論点で話している可能性があるということです。つまり、今後さらに考察が進んでいき、特定の打法において特定の筋肉の筋収縮を行わせることが最重要だと結論づけられた場合、関節運動はその筋収縮に伴う二次的な事象に過ぎなくなってしまうということです。現時点で卓球解剖学は打法、スイングにおける最小単位での論点であり、だからこそ3hit理論という最小単位の基本原理において有用なものとなると考えます。関節運動という一次的な運動からスイングという二次的な運動に結びつくというのが現時点での前提です。


   そもそも人体の体動の順序として

①感覚神経が刺激を受け取る
②感覚刺激が電気信号として抹消感覚ニューロンから中枢神経系(つまり脳)へ伝わる
③脳から運動ニューロンへ電気信号として筋肉へ
④筋肉に電気刺激が伝わった結果筋収縮が発生
⑤筋収縮によって関節運動が発生
⑥各々、関節運動が行われた結果全体として体動する

以前も同様の記事は書いたことがありますね。
   今までの卓球の考察は⑥のみに焦点を当てた考察を行なっていました。それに対して卓球解剖学は⑤に焦点を当て、その結果⑥が生じるという、⑥はあくまで⑤の結果としてみているのみとなります。
   ここまで言えば今回の捻くれた視点がどういうことかわかると思います。つまり、④に焦点を当ててその結果⑤が生じ、さらにその結果⑥が生じるという論点、論者がいる可能性が当然いるわけであり、現段階の卓球解剖学を上記の可能性を全く考慮せずに信じ切ってはいけません。④なしに⑤は存在しません。それができるのは少なくとも現代では人間ではないはずです(間違っていたらすいません)。つまり、⑤はあくまで④の結果にすぎないという考え方だって当然存在するわけです。

 もしかしたら我々のブログが「卓球解剖学」から「卓球生理学」に名称変更する可能性もあるということです。今のところその予定はないはずですが。。。ちなみに学生時代は解剖学は好きでしたが、生理学は嫌いでした。生理学というのはまさに④さらにはその前の③なども当てはまります。こういう考え方の結果下記のようなわけわからん考察にいきついてしまうわけです。

 
  色んな理論が横行する昨今、それがある程度納得のいく、理路整然とした理論というのは驚くほど少ないと感じます。それほどまでに卓球、スポーツ、さらに人体というのは深い。関節運動で全て説明できるのなら苦労はしないですね。そんな中現時点で説明できる最も原理的なものが関節運動に基づく打法論なのでこれからも地道に更新されていくと思います。


P.S.   上記をみて④から打法を考察している人いると思った方もいるかと思います。その考察、ほぼ間違いなく④→⑥へ飛躍していると思います。これのなにがいけないのかは考えてみてください。