前記事の続きです。ローターさんの特異性の一つにその打点の早さがありました。


   しかし、打点が早いというのは少なからず、粒高選手において、特に粒での技術では共通の特徴のようにも思えます。
   ここでこういう話を出すということは、彼の特異性は打点以外にも存在するということです。それを説明するにあたって必要だった考え方がchange of paceです。
    つまり、彼の強みとして、早い打点&change of paceという風にまとめられます。
    そして、ローターさんの他の粒高との相違点として、単一の打点における技術の選択肢が多いということがあります。技術というのは、粒高での技術だけではなく、反転して裏ソフトでの打法なども選択肢としてかなり積極的に用います。
   強いペン粒でもバックにきた球を裏面で弾くなんていうことはたびたび目にしますが、ローターさんの場合ラリー中にきた選択肢として
①粒高
②裏面
③反転して裏ショート NEW

​と他の粒高ではあまり目にしない選択肢を有しています。これを早い打点で。①〜③でchange of paceを行い、それを他の選手よりも早い打点で行う、対粒高でよくありがちな対バックのラリーだけでこの選択肢があるのですから、相手側としてはかなりやりづらいでしょう。もちろん、粒高特有の長短のコントロールも造作もなく行います。

   ブランクが少々あるため、現在は以前ほど反転技術を目にする機会は減りました。しかし、彼と苦楽を共にした高校時代は、気づいたら反転されていて裏ドライブをもらうなんて展開は何回も目にしました。ローターさんは他のペン粒と比較しても明らかに粒高ラバー以外での攻撃回数が多いです。
   ペン粒の攻撃の有用性について以前似たような考察を挙げましたが、やはり守備型であろうと攻撃の択を持っているのといないのではそのゲーム性に大きく影響に違いが出るのだと思います。


  2回に分けて考察を行いましたが、結論として

他の選手より基本的に早い打点から、他の粒高よりも「攻撃」の選択肢を増やしつつchange of paceを行う

というのが、彼の特異性の本質なのではと思っております。やはり人と違う部分を強みにもつというのは異質型に限らず試合で勝ちにいくにあたっては必要な部分ではないかと思います。最近彼と練習していないので練習したいですね。