大ヒットしましたね。といっても映画の話をするわけではないです。前記事で少し触れたように彼について考察します。
   そう、ローターさんです。

   私の高校の同級生で、高校時代は誇張なく県内有数のペン粒選手。3月にバルサミコ氏が愛知に来た際に彼と卓球をして何回か考察していましたね。 

   
   私のブログの中でも彼の強みを考察しようかと思っていましたが、バルサミコ氏が中々に説得力のある記事を上げておりそうしている間に私の更新が途切れてしまいました。また、ローターさんの卓球は特異性が高い卓球をしており、一言ではなかなか言い表せないというのも記事を上げられなかった要因ですね、はい。
   今回、9月からの考察内容で、ある程度理路整然とした(と私は思っている)考察記事を書くことができたので投稿いたします。


   さてローターさんの強みとしては、バルサミコ氏のブログでも書いてある通り、「打点が早い」ということに尽きます。異質ラバーの必要な技術として、前記事で上げたように複数の打点で打球することが必要です。そして多くの上級者は、最良の打点である体付近にその打点の一つを有しています。
   しかし、ローターさんはその「ワンベスト」であるはずの体付近の打点を用いることがほとんどないです。私が見て来た限りでは打点は複数存在しています。しかし、その打点の多くが「球の弧線の頂点付近まで」。現在の環境においてはライジングに近い打点と表現すべきでしょう。
   3hit理論では、打点の設定が明確にすれば打点移動は問題ないとしています。しかし「ワンベスト」と表現した通り、体付近の打点がベストな打点です。これの意図する点としては、体付近が最も3hit理論を遵守しつつ、前ベクトルをかけられるということが挙げられます。過度な前ベクトルを加えないというのが3hit理論の本質ですが、それは前ベクトルを加えないということとはイコールではありません。球に速さを加えるには、前ベクトルが必要なのは当然のことですし、故に「過度に」加えなければ、3hit理論は守られることになります。
   では、ベストでない打点を多用するにあたって、ローターさんはどのように基本原理である3hit理論を守っていたのか。その一つの要因として「用具」の影響があります。彼は本当に最近になってラケットを変えていましたが、それまでおそらく初心者用ラケットであろう2000円台の3枚合板ラケッ
トを使用していました。つまり、用具自体が過度な前ベクトルを抑えるのに一役買っていたということです。粒高という戦型も相まって過度に飛んでいくような攻撃型ラケットは必要なかったのでしょう。

    極薄ラバーのクスリとリスクで書いたように安易に飛ばない用具を用いるというのは上達の妨げになる可能性を秘めています。ローターさんはその戦型も影響してか、リスクを最小限に抑えることができた例外中の典型例なのだと思います。しかし、バルサミコ氏のブログで裏ソフトの3hitにやや苦戦している様子が書かれているように、「3hit理論においては」用具に依存した理論の遵守はやや安定性に欠けることも示唆されているのでは、、、とも感じます。



  情報量が多くなって来たので後編に続きます。