以前イップスの記事を書くにあたって、色々文献を漁っていたり調べていたりしていった中で、想像以上にイップスの治療が多岐に渡っていると感じました。イップス大変奥深し・・・!
そんなことを先日友人に話したところ、せっかくだからブログのネタにすればいいじゃんとのこと。あまり卓球にも関係ないばかりか、おそらく今から述べる治療を行う方もほぼいないでしょうが、せっかくなので記事として投稿させていただきます。
「イップスはジストニアである、つまり神経疾患であること」これは私がイップスについて勉強していって一番面白いなと感じたことです。そして同時に神経疾患であれば他の神経疾患に用いられるような治療法がてきおうされているのかな?とも思った次第です。
ジストニアの治療法として、抗コリン薬や抗てんかん薬、電気刺激療法などがあり、イップスにも一定の効果があるのではないかとされているようです。また、イップスを過度な筋収縮によるものと考えるならば、筋収縮の対応として筋弛緩薬やボツリヌス療法、ブロック注射なども検討されるとのことでした。
非常に大掛かりなことになってきている。。
イップス治すのに下手すりゃエスラックスのような呼吸もしづらくなるような筋弛緩薬入れたり、定期的に外来通院して、おそらく肩あたりに打つのであろうが、注射をして卓球をするのはもはやプロですね。この調子でいくと脳外科領域の手術や一過性の電気刺激じゃなくてパーキンソン病の時に用いるようなDBS療法なども考慮されるのではないのか。。。?
調べたらありましたよ。
職業性ジストニアに対して定位脳手術やガンマナイフ治療で治療報告があるそうです。(人に聞いた話なのでソースはないのですが)
→どうやら東京女子医大脳神経外科で上記のような外科治療をなされているそうです。すごいです。
まだまだ症例報告やRCTが少ない分野なので、私の情報力では語るに値しない内容しか記載できませんが、今後更に有効な治療法が提唱され、いつかこの世の中からイップスというものがなくなるのかもしれませんね。そんな未来を垣間見た瞬間でした。
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